ダーウィンの個人的事情: ダーウィン社会学(2)

競争とは無縁の家庭環境

⇒ ダーウィンの両親はともに中産階級に属し、思慮分別に富み、安定した財産に支えられ、生活苦とは無縁の人たちだった。真面目で独立心が強く、文化や芸術に関心を持ち、困難にあっても断固として世の中をわたってゆく、意志強固な英国人タイプだった。

 

⇒ ダーウィンは、快適だが平凡な少年時代を送る、典型的な良家の子どもだった。知的にすば抜けているということもなく、まあまあの成績だったため、父親はひとかどの人間にはなれないだろうと心配していた。

 

⇒ パブリック・スクールで学んだあと、ケンブリッジ大学に進み、ビーグル号の航海に同行、その後、結婚し、ダウンという40軒ほどの人家と教会のある静かな小さな田舎町で、進化に関する執筆を始める。

 

心理的葛藤

ダーウィンは、病弱(慢性疲労症候群だったらしい)で30才の頃から亡くなるまでの約40年間は、日常生活も満足に送れないような状態だった。

友人たちは、私のことをヒポコンデリー(憂鬱症)だと思っている。」

強者が勝つという結論を受けいれるのは、私自身まったくつらいことだ。」➡ ダーウィン

 

父親の遺産により生活に不自由なく、生存競争とは無縁の生活を送るダーウィンだったが、彼自身は生活のための労働をしないことに後ろめたさを感じており、それが出来ない自分は社会不適応者だと強い劣等感を持っていたと言われている

 

ダーウィンは自分に欠陥があったからこそ、これらの概念を作り上げたともいえる。というのも、人間の世界観というものは、その最も強い潜在的願望、期待や欲望や切望の表れだとも受け取れるからである。」

ジェレミー・リフキン著、竹内 均訳、エントロピーの法則Ⅱ「21世紀の生存原理・遺伝子工学時代の世界観」祥伝社より

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