新しい人間 -2

ユー・レイズ・ミー・アップ :マーティン・ハーケンス

 

吾、唯、足るを、知る⇨ 私は過不足のない実存である。自分の能動性と限界を知っているので、自我に煩わされることはない。(禅語)

 

エーリッヒ・フロム「生きるということ」紀伊國屋書店より

(13)いかなる成長も現実の構造で起こらなければ、健全でないと知っていること。さらに、生の属性(バイオフィラス)としての成長と、死せるものの属性(ネクロフィラス)の秩序との区別が出来ること。

 

(14)耐え難い環境からの逃避のための想像力ではなく、現実的可能性の予測と耐え難い環境を除く手段としての想像力を持つ。

 

(15)他人を欺かず、他人からも欺かれないこと。無邪気ではあるが、単純ではないこと。

 

(16)自分の知る自己だけでなく、自分の知らない自己をも知る努力をすること。

 

(17)人間は全ての生命と一体であり、その前提から、自然を征服し、搾取し、破壊するという目標を捨てる。自然を理解し、自然と調和することに努める。

 

(18)気ままではなく、自己実現としての自由。貪欲としてではなく、いつ何時でも成長と衰退、生と死の選択を迫られる、微妙な選択の上に保たれる構造としての自由を尊重する。

 

(19)悪と破壊は、成長の失敗の必然的結果であることを知ること。

 

(20)これら全ての資質の完成に至った人は、少数に過ぎないということを知っているが、目的に到達しようとする野心は持たない。そのような目的達成の野心であっても、野心は持つ形態であり、貪欲であることを知っているからである。

 

(21)どこまで到達できるかは考えず、成長する過程に幸福を見出す  こと。出来る限りのことをして、充実して生きることは、自分に何が出来て何が出来ないか、という疑念を与えないほどの満足感をもたらすからである。

 

福利と救済に関する多くの書物が出版され、中には有用なものもあるが、他の多くは、不安から逃れたい人々の望みに迎合する新しい市場を開拓するものであって、その欺瞞性によって有害なものになっている。⇨ エーリッヒ・フロム

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