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Parting Glass:The High Kings


挑戦と反応(アーノルド・トインビー)

⇨「自然環境や社会環境からの挑戦が、社会や社会的グループの創造的反応を喚起し、それによって社会は文明の道を歩み始める」


現在に変化をもたらす三つの影響

1、家父長制度の衰退

2、化石燃料時代近代産業時代の終焉


3、パラダイムシフト

⇨ 科学革命、啓蒙主義、産業革命といった西洋文明のさまざまな流れ、つまり、科学的方法を知識への唯一のアプローチと信じたり、宇宙を基本的な物質構成要素からなる機械的システムと見たり、社会生活は生存競争であるとしたり、経済とテクノロジーの発展により究極的な物質的進歩が達成されたりと信じたりする価値観の転換が起こる。


*最新の記事は次の記事になります。


ウイルスの経済的影響-2

マスコミに載らない海外記事:革命的なものになり得るコロナウイルスの経済的影響(2020年3月14日)Paul Craig Roberts より


経済学者マイケル・ハドソンは、負債の重荷で死んだ経済を再始動するための負債免除の利用を何十年も研究している。企業の債務免除は、個人の債務免除とは意味が違う。


企業を債務免除すると、金融化し、経済と国民に負債をかかえさせた連中の責任を免責してしまうのだ。彼らが産み出した大惨事に対し、彼らに報酬を与えるのを避け、広範囲にわたる大衆の抗議や不信を防ぐためには、支払い不能な企業や銀行国有化することだ。


国有化は、支払い不能な企業と金融機関に限定され、私企業事業がなくなることを意味するわけではない。


戦略的に重要な企業が、アメリカの雇用と工場を、海外移転してするような彼らの利益を、国益に置き換えるのを阻止するために、追加の国有化を活用できる


医療とともに、製薬企業も国有化可能なのだ。企業利益のために、しばしば環境を犠牲にするエネルギー産業も、国有化が考えられる。


成功する社会は、私益よりも、多くの動因があるべきなのだ。


大半のアメリカ人にとって、国有化は禁句だが、それには多くの利点がある。例えば、国営医療制度は、制度から利益を排除することで、費用を大幅に減らせる。更に、国有化された製薬会社は、利益より、研究や治療に一層集中できる。大手製薬会社が企業方針に合うように、医科大学や医療事業に、どのように影響を与えているかは誰でも知っている。医学に対する、より柔軟な取り組みは有益だろう。


バーニー・サンダースに使われる社会主義が、もう一つのアメリカの禁句だ。私は突如社会主義者に変わったわけではない。考えていることを口にしているだけだ。


国民と企業が負債で圧倒されている時、一体どのように、経済が回復できるだろう? この債務窒息からの唯一の脱出方法は債務免除だ。国有化なしで負債免除ができるだろうか?金融マネージャーやウォール街への大量贈与なしで。


2008年以来、アメリカで収入と財産増加の95%を得たのは「1パーセント」連中だ。連中を国営化せず、債務で経済を抑圧していることに対し、彼らを苦境から助け出して、報酬を与えるのを我々は望むのだろうか


借金を抱えた経済と、医療的に無防備な国民の組み合わせは、明らかに革命的だ。我々の社会を救い、持続可能な基盤に依拠すべく、権益団体政治や支配的イデオロギーから離脱できる指導部が、アメリカに、あるだろうか


それとも経済的苦難は借金時限源爆弾に点火した触媒ウイルスのせいにされるのだろうか?

ウイルスの経済的影響-1

マスコミに載らない海外記事:革命的なものになり得るコロナウイルスの経済的影響(2020年3月14日)Paul Craig Roberts より


Paul Craig Robertsは元経済政策担当財務次官補で、ウオール・ストリート・ジャーナルの元共同編集者。ビジネス・ウィーク、スクリップス・ハワード・ニューズ・サービスとクリエーターズ・シンジケートの元コラムニスト。彼は多数の大学で教えた。彼のインターネット・コラムは世界中の支持者が読んでいる


コロナウイルスとグローバリズムは、我々に極めて重要な教訓を与えてくれるだろう。支配的権益集団やイデオロギーのためでない重要な教訓を学べるかどうかが問題だ。


国民皆保険制度がない国は、コロナウイルスで、非常に不利な立場にあるのを我々は思い知るだろう。


何百万人ものアメリカ人は、ぎりぎりの暮らしをしている。彼らは医療保険料や保険限度を超えた費用や自己負担金を払えない。何百万人もの人々は、医療保険がないのだ。


これは、コロナウイルスに感染している何百万人もの人々が医療を受けられないことを意味する。こうした罹患は、どんな社会にとっても耐え難いものだ。


コロナウイルスの蔓延を封じ込める取り組みの一時休業で、ぎりぎりの暮らしをしている何百万人ものアメリカ人の収入がなくなるのだ。彼らは食糧や避難や移動を一体どうするだろう?

延々考えずとも、非常に恐ろしいシナリオは、わかるだろう。


グローバリズムで、アメリカ中産階級の仕事が、アジアに移転され、社会的地位向上の仕組みが消滅した


全ての実質可処分所得は債務返済に消え、かつて貯蓄ができていた国民は、景気後退/不況のおかげで返済が中断された借金で暮らしているのだ


そもそも、アメリカ企業の海外生産が、そういうものである、グローバリズムによっても、他国の社会崩壊や、制裁に至る政策上の意見の不一致や、輸入に対して支払うのに十分なだけ輸出する能力の不足によって、供給が断絶されかねない、外国で生産される商品に依存させることで、我々の社会の生存可能性は低下した。


アメリカには、国民健康保険で守られていない国民と、困難な状態に直面している経済がある。長年にわたり、企業幹部は、主に自社株価の上昇に依存するボーナスのために企業を経営してきた。結果的に、利益と借入金は、新規事業への投資ではなく、自社株買い戻しにあてられてきた。


企業債務が極端なので、不況時には、多くの企業や多くの仕事を脅かす。ボーイングは典型だ

米国農業は狂っている

アメリカ人はで考えずに、で考える。白人は冷酷に見える、目はじっと見つめるような表情、いつも何かを探している。だが何を探すのだ? 白人はいつも何かを欲しがる、いつも不安で落ち着かない


何を欲しがっているのか、我々には分からない、どうかしていると思う


本当の白人の姿を描いた人物に、おそらく私は、人生で初めて出会った。彼は、私の弱い点を突いてきた。見えなかった真実を、明らかにしたのだ。


ー 親愛なるマウンテンレイク、あなたがたは今も、太陽を崇拝していますか。私は、あなたがたの心理を探求しています。私は心を打たれましたが、人はそれについて、あまり聞きません。あなたが話してくれることは、すべて素晴らしい。こちらには、興味深いことはなく、古い残骸ばかりです。私と会ったときより、元気だと聞き、うれしく思います。あなたの部族には、必要な人です。どうか長生きをしてください。あなたの永遠の友 C.G.ユング。

⇨ ヒストリーチャンネル「夢の賢者ユングより」

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福岡正信「自然農法わら一本の革命」春秋社(1983年)アメリカ農業は狂っている より


アメリカに来る前までは、日本の農業の窮状を訴えて、農作物や畜産物をあまり輸出しないでくれ、とアメリカの農民に頼むつもりでいたんですが、どっこい、そうじゃない。見てみると、アメリカの農民がいかに苦しいか、ということが身に染みて分かるんです。ふところ具合もよくない。自然の力で作ってる農作物ではなく、石油エネルギー加工した農作物を出しているにすぎない。だから、百姓は何もいいところがない。


サンキストなどの商社だけが、果汁を日本に持ってきたりして、大儲けしている。農家は、非常に素朴な精神で、素朴な農法をやっているにすぎない


近代的な機械を使い、農薬を使い、飛行機を使って、近代農法に見えますが、やってること自体は、非常に素朴で、幼稚な農法で、しかも単純な作物しか作っていない。


中部のトウモロコシ地帯は、トウモロコシばかり作っている。親の代も、孫の代も、トウモロコシばかり作っている。いくつもの州が、トウモロコシばかりです。その先へ行くと、大豆ばかり作っている。二百ヘクタールも三百ヘクタールも、バカみたい大豆ばかり作っている。あと、何も作っていない。その向こうへ行くと、麦ばかり作っている。それで、自家用の野菜をほとんど作りません。


自給自足していないから、生活は苦しい。日本の百倍耕して、日本の一ヘクタールの農民に及ばない


しかも、自然の恵みをとっている農作物ではない。アメリカの農民が裕福ではないという、その根本は、自然を狂わしている ことで、そのまた元は、アメリカ人の食生活が肉食だった、ということなんです。


肉食のための農業が始まって、それが、アメリカの大地を徹底的に狂わしてしまった。人間の生命の糧を作るのではなく、豚や牛のための農業はあるけれど、人間のため、大地のための農業は、ひとつもないじゃないか、ということです

衰退の真犯人

ラビ・バトラ「貿易は国を滅ぼす」1993年 光文社/本書を読む前に・小室直樹 より


ラビ・バトラは断ずる。アメリカ以外の諸国はすべてアメリカの自由貿易により利益を受けている。アメリカ衰退の犯人は自由貿易であるだから、アメリカは自由貿易を止めて、競争的保護主義を国策とするべしというのが結論である


そうすれば、アメリカ経済は復活するであろう。競争的保護主義によれば、アメリカ経済の病気はすべて治癒される。極端な富の集中はべつだが


となると、日本、台湾、香港、シンガポールのような諸国、アメリカの自由貿易によって利益を貪ってきた諸国は金切声をあげるだろう。⇨ ラビ・バトラ「貿易は国を滅ぼす」


アメリカが自由貿易主義のリーダーになったのは、そう新しいことではない。英国帝国主義の座を奪えるほど強くなったので、保護貿易論者であった出生の秘密を隠して、自由貿易のチャンピオンになりおおせてしまっているのだ。


そこでもし、輝けるチャンピオンの座から引きずり降ろされるような大敵が現れたらどういうことになるだろう。もうなりふり構ってはいられない。出生の秘密などかなぐりすてて本性丸出しに、地位の不安に怯えた重症のノイローゼ患者のように、幼児体験への退行をおこして、偏執狂的エネルギーをもって保護貿易に回帰するかもしれない。⇨ 小室直樹「アメリカの逆襲」光文社 1980年


たいがいの日本人は、日本はアメリカの外圧によって、仕方がないから自由化するんだなんて思い込んでいるとしたら、それは、とんでもないことである。日米摩擦を避けるために自由化するんだということよりも危険な思想はない。ある日突然、アメリカが、もう自由貿易はやめましょう。お互いに保護貿易で行きましょう、なんて言ってきたらどうする。日本の息の根が止められる日である


本書は、理論的というよりも歴史的であり、示唆に富む。アメリカ経済が開放的となり、自由貿易にふみ切ったのは1973年であるが、爾来、アメリカ経済は急坂を転がる巨石のごとく落下し、貿易(経常)赤字は急積し生活水準は低下し貧富の格差は増大した


著者は多くの資料を駆使して、このことをデモンストレートしてくれる。アメリカの製造業が外国、とくに日本との競争に敗れて壊滅したからである。もって他山の石とすべし

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内村鑑三の言葉
日本に欠乏しているものは何か。それは富ではない。知識ではない。才知ある計略でもない。愛国心でもない。道徳でもないだろう。欠けているのは「生きた確信」である。真理そのものを愛する「情熱」である。この確信、この情熱からくる無限の歓喜と満足である。
武者小路実篤の言葉
何のためにあなたたちは、生きているのですか。国のためですか、家のためですか。親のためですか、夫のためですか、子のためですか。自己のためですか、愛するもののためですか。愛するものを、持っておいでですか。
プロフィール

佐藤蓼丸

Author:佐藤蓼丸
オリジナルのブログを目指して鋭意更新中