意識のヒエラルキー

bandicam 2017-08-22 13-14-57-139

図1:ケン・ウィルバー「無境界」平河出版社より

 

ペルソナのレベルは、自分の影を外部に投影しているなど、自我が未分化の状態。自我が確立できると、次の段階に進む。次のレベルで自我の束縛から離れ、全生命と同一化できれば、環境破壊や人権侵害などに対し、強い問題意識を持てるようになる。ケンタウロスのレベルでは病気や老化、死に対する不安が強まるが、力による超越ではなく意識の拡大により「個」を乗り越えようとすれば、次の統一意識への段階へ歩むことになる。

 

図2:左・フロムによる「生長と衰退の症候群」、右・ウィルバーによる「意識のスペクトル」

bandicam 2017-08-26 21-41-06-621

衰退の症候群⇔仮面のレベル   統一意識のレベル⇔生長の症候群

 

心の成長は、図の上方から下方へ向かう。意識のレベルはそのレベルにおける「分裂」を修復することで次に進むので、間を省略することは出来ない。そして、超えてきたレベルにいる人のことはよく分かるが、次のレベルにいる人を理解することは出来ない。

 

ケン・ウィルバーとエーリッヒ・フロムによる、心の成長に関する「スペクトル」は、おそらく上図のように対応している。そして現在のように、唯物論的な価値観で停滞している社会では、「自我のレベル」以上の進化は困難なものになっている。

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