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もの盛んなれば老ゆ:地球が壊れる前に_1

ナショナルジオグラフィックch「地球が壊れる前に」より

製作総指揮:マーティン・スコセッシ

   出演:レオナルド・ディカプリオ

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子どもの頃、眺めていた絵について、今も考える。快楽の園の両翼のパネルを閉じると、そこには別の絵が現れる。作者のボスが描いた(ヒエロニムス・ボス「快楽の園」)のは天地創造の三日目。まるで地球のもろさを表すように、地球とそれを包み込む大気が、ガラスの中に閉じ込められている。

 

世界を巡る旅をして、地球はもはや、緑あふれるエデンの園ではないと実感した。現在はあの絵の二番目のパネルだ。ボスはこれを洪水以前の人類と呼んだ。頭から離れないのは最後のパネルだ。空は真っ黒な煙で覆われ、地球は壊滅寸前の状態にある。ぼくたちは、今からそれを防げるのか?これが映画であるなら、台本を書き換えてハッピーエンドにすることは出来る。

 

しかし現実の世界では、そんなことは不可能だ。ぼくたちにできるのは、次にとる行動を選ぶこと。どのように暮らし、何を消費し、社会とどう関わり、だれに投票するか。そして各国の首脳に、気候変動の事実を訴えていかなくてはいけない。

 

本日の署名式において、最後に演壇に立つのは、アカデミー賞受賞俳優であり国連平和大使でもある、レオナルド・ディカプリオ氏です

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このような機会を与えてくださった、国連事務総長、並びに世界各国のリーダーの皆様に、お礼を申し上げます。平和大使に任命され、私は二年間、世界中を旅しました。大気汚染が深刻化する北京などの大都市をはじめ、広大な森が失われつつあるカナダや、インドネシアの現状をこの目で見てきました。インドでは酷い豪雨で作物が流されマイアミでは海面の上昇で道路が冠水していました。グリーンランドや北極などでは、科学者たちの予想をはるかに上回るスピードで、氷が溶けています。今回の旅で目にした光景に、私は大きな恐れを抱きました。皆さん、想像してみてください。私たちが環境破壊を止められなかったのは、「政治的な意思が欠落していたからだ」と次の世代が気づいた時のことを。確かにパリ協定は採択されました。本日署名式に集まった国と地域の数は、これまでの人類の歴史において、最多であり希望の光が見えます。しかし残念ながら、まだ十分ではありません。今すぐ大きな変革が必要です。全世界の意識を変え、かつてない進化を、私たちは遂げなければなりません。そのために必要なのは、ここに居る皆さんのお力です。今日は祝福すべき日です。しかし、今後それぞれの国において、この歴史的合意を実行していかなければ、まったく意味を成しません。21年も議論を尽くしてきました。

 

もうこれ以上、会議や言い訳、長期にわたる研究は必要ありません。このあたりで化石燃料業界には、未来に影を落とす政治への介入は、止めてもらいましょう。世界中が見ています。皆さんの行動が、未来の世代の運命を決めます。皆さんは地球の最後の希望です。今行動しなければ、この地球上に存在するすべての命が失われるのです

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内村鑑三の言葉
日本に欠乏しているものは何か。それは富ではない。知識ではない。才知ある計略でもない。愛国心でもない。道徳でもないだろう。欠けているのは「生きた確信」である。真理そのものを愛する「情熱」である。この確信、この情熱からくる無限の歓喜と満足である。
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武者小路実篤の言葉
何のためにあなたたちは、生きているのですか。国のためですか、家のためですか。親のためですか、夫のためですか、子のためですか。自己のためですか、愛するもののためですか。愛するものを、持っておいでですか。
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佐藤蓼丸

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