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衰退の症候群

ドン・リチャード・リソ「性格のタイプ」春秋社より


執念深い精神病者

神経症のタイプ3は、他人が自分より優れているのではないかを、秘かに恐れる。この段階で、彼らは欺瞞を通り越して純然たる復讐心に移り「私は、どんなことをしてもあなたに打ち勝って見せる」といっているも同然になる。もし何も失うものがなければ、彼らはどんなことでもやりかねない

 

この段階で彼らは、悪魔的であると言っていいほどサディスティックである。行動の正常な状態を無視し、冷酷極まりない。彼らは歯止めを失い、自分の怒りが収まるか、他人が破滅するか、やれることなら何でもする。盲滅法に暴力を振るうため、何の動機もないようにも見えるが、こうした犯罪的行為は、他人を破壊することで、優位を得ようという、絶え間ない精神病的な必要に動機づけられている。精神病質のタイプ3は、世間の非難と悪名の高さによって、彼らが渇望する注目を得る。この段階では、恐れられ、忌み嫌われることが、「ひとかどの人物」としての存在証明になってくる。

 

分裂の方向:タイプ3はタイプ9に動く

タイプ3の根底にある問題は、自分自身の感情と接していないことである。タイプ9への動きは、この問題を完全に憎悪、強化し、神経の防衛の突然の崩壊に至る。彼らは、精神病のような状態、タイプ3がそこから目覚めることのない夢の世界に陥る。

 

彼らは、もはや、怒ったり、敵意を抱いたり、復讐心に燃えたりしない。彼らは、自分の持っている唯一の感情である、敵対感情から無意識のうちに自分を切り離し、完全な「死に体」になる。

 

堕落したタイプ3が離人症状に堕ちると、彼らがいかに自分から離れていたかが明らかになる。彼らは膨張した幻想により、自己感覚を維持していたが、今や妄想は完全に崩壊し、空虚さをさらけ出している。彼らはもはや、自分に対する興味を失い、自分の外見も気にかけなくなる

 

堕落したタイプ3は、自分自身との統合を初めて実現するが、それは精神病という偽の統合である。彼らは、生涯で初めて不安というものを経験するかも知れない。もしなんらかの助力を得られなければ、分裂状態のタイプ3はさらに堕落して、バラバラに崩壊した多重人格に陥る可能性がある。このことは、自分について多様なイメージをつくり出すことに頼ってきた人間とって、最後の皮肉な歪みである

 

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地球ネコ
内村鑑三の言葉
日本に欠乏しているものは何か。それは富ではない。知識ではない。才知ある計略でもない。愛国心でもない。道徳でもないだろう。欠けているのは「生きた確信」である。真理そのものを愛する「情熱」である。この確信、この情熱からくる無限の歓喜と満足である。
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武者小路実篤の言葉
何のためにあなたたちは、生きているのですか。国のためですか、家のためですか。親のためですか、夫のためですか、子のためですか。自己のためですか、愛するもののためですか。愛するものを、持っておいでですか。
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佐藤蓼丸

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