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自由貿易の神話

普通だと感じることがあっても、実際「普通」なんてことはないのです。あるのは変化とそれに対する抵抗だけ。それにより更なる変化が生まれる。⇨ メリル・ストリープ

 

ラビ・バトラ「貿易は国を滅ぼす」(原題:The myth of free trade)光文社より

変化は生命の本質である----どの時代の賢者もそういっている。変化が生ずれば、その変化に適応するようになり、適応が生ずれば、生存競争と進化が起こる。古い思想は時代遅れになり、新しい時代にふさわしい新しい思想新しいパラダイムが必要になる。

 

アダム・スミスの膨大な著作から生み出された思想は、環境汚染がかつてない規模にまで進んだ現代の世界に適応するよう、修正を加えなければならない。スミスは、競争と国際貿易の妥協を知らぬ提唱者だった。西欧社会は国内競争の概念を無視して、国際貿易に注目してきた

 

しかし、現在では国内競争も国際貿易も、これまで述べてきたいくつからの理由から、時代にそぐわなくなってきている。国内の独占企業は貧富の格差と貧困を生み出し、貿易は産業基盤と環境を危機に陥れている

 

時代の要請に応えることのできる経済発展と、貿易の新しい理解、新しいパラダイムが切に求められている。地球の人口の急激な増大に伴い、持続的な成長は不可欠である。しかし、この成長は節度を保った、建設的なものでなければならない。成長は、我々が生きている環境を破壊するものであってはならないのだ。

 

乏しい地球の資源は、いささかも浪費は出来ない。今日、資源を最大限に利用することは、単に弱者のみではなく、システムに適応した人々にとっても死活問題なのである。そして、システムに過剰適応した最も豊かな国は、、自分たちの存在が脅かされるという理由で、弱小国を見捨てる場合もある

 

しかし、国際貿易を最大限に拡大することは、解決策にはならない。すでに明らかにしたように、国際貿易は物質面の繁栄にさほど貢献することもなく、環境を汚染するからである。自由貿易は地球の環境汚染の大きな発生源である。経済発展と成長に関するどのような理論であれ、この命題を見落としてはならない。

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内村鑑三の言葉
日本に欠乏しているものは何か。それは富ではない。知識ではない。才知ある計略でもない。愛国心でもない。道徳でもないだろう。欠けているのは「生きた確信」である。真理そのものを愛する「情熱」である。この確信、この情熱からくる無限の歓喜と満足である。
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武者小路実篤の言葉
何のためにあなたたちは、生きているのですか。国のためですか、家のためですか。親のためですか、夫のためですか、子のためですか。自己のためですか、愛するもののためですか。愛するものを、持っておいでですか。
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佐藤蓼丸

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