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プロパガンダとレトリック

企業の存在理由は主に、投資家への利益還元です。それは、四半期ベースという短期的な視野で、少数の金持ちをさらに肥やすということだ。だが、そうである理由はない。⇨ ジョン・パーキンス

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俺が言ってるのは、本当の持ち主のことだよ。本当のオーナーは巨大な商業利権。権限を握って、大事なことを全部決めてる。政治家なんか関係ない。政治家は、あなたたちに、選ぶ自由があると思わせるために奴らが設定してるだけ。⇨ ジョージ・カーリン

 

■ラビ・バトラ「JAPAN繁栄への回帰」総合法令(1996年)より

経済学とは単純な学問であり、経済学者だけが不必要に難しくしているだけである。彼らは難しい数式とやたらと長期間の計量経済モデルを使い、その一方では道理や常識を無視してしまう。たとえば自由貿易という広く支持されている哲学を彼らは宗教のように拝み奉っている。ノーベル賞を受賞したポール・サミュエルソン教授は、20世紀において初めてこの考えを仮定した人物である。

 

➡「同じ職種同士ならば、どの産業も賃金は同一である。そして自由貿易で利益を得たものが出ても、彼らは失った者に対して何らかの補償をするだろう。こうして自由貿易はすべての人々を、関税をかける貿易よりも潤わせるのである」。

 

彼は問題にもしていないが、二つの点で明らかにこの理論は破綻している。まず、同じ職種であっても、産業や会社の違いによって、賃金は劇的に違ってくる。次に、自由貿易で得をした輸出業者が、結果的に損をした輸入業者に何らかの補填をするなどということが、行われているのだろうか?という疑問である。私の知る限り、そんなことをしている国はひとつもない。

 

ほとんどの国では、サービス業の賃金は製造業の賃金よりずっと低い。(1996年当時)アメリカにおいて、製造業であるIBMに勤める秘書の賃金は5万ドル近くだが、サービス業である大学に勤める秘書の賃金は2万5千ドルとなっている。このように、肝心の二つの仮定が、滅多に当てはまらないにもかかわらず、「自由貿易は生活水準を引き上げる」と性急に結論付けるのである

 

また経済学者たちは、歴史に関しても無知である。日本・韓国・台湾・中国での経済的奇跡は保護貿易を背景にして起こったものであり、アメリカ・英国・カナダ・オーストラリアなどの自由貿易国は、実質賃金の低下や多額の貿易赤字、国内外の重い負債に悩んでいる

 

それではなぜ、これほどまでに自由貿易理論が、広く世界中で支持されているのだろうか?そのわけは、アメリカの私立大学に雇われている利己的な著名経済学者の態度にある。大学は裕福な企業や個人から資金を引き出す必要がある。そこで経済学の教授たちは、金持ちをより金持ちにする理論を提示する。そしてその代償として、教授の椅子と多額の助成金を受けるのである。

 

自由貿易は、アメリカの多国籍企業を大いに潤してきた。アメリカが関税を引き下げたので、多国籍企業は賃金の低い国に、雪崩を打つように工場を建て始め関税のかからないそれらの商品を、逆輸入したのである。このような手法により、企業の利益と重役たちの給料は上がったが、逆に本土の製造業と実質賃金は縮小したのである

 

このような理由から、多国籍企業から見返りを得る学者や政治家たちは、自由貿易の理論を偏愛するようになる。アメリカの大学には、各国から経済学者たちが博士号を取りに来るので、やがて世界中にこのような利己的な理論が拡散していったのである

 

作品賞に選ぶのは、勇気の要る決断だと思います・・・・。⇨ サム・イスマイル(MR.ROBOT・製作総指揮)

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内村鑑三の言葉
日本に欠乏しているものは何か。それは富ではない。知識ではない。才知ある計略でもない。愛国心でもない。道徳でもないだろう。欠けているのは「生きた確信」である。真理そのものを愛する「情熱」である。この確信、この情熱からくる無限の歓喜と満足である。
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武者小路実篤の言葉
何のためにあなたたちは、生きているのですか。国のためですか、家のためですか。親のためですか、夫のためですか、子のためですか。自己のためですか、愛するもののためですか。愛するものを、持っておいでですか。
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