FC2ブログ

生きるための哲学

感謝祭の七面鳥には、グレービーソースをかけるべきだと思うが、君はどう思う?「その通りだと思います。」そうだ感謝祭の七面鳥にはグレービーソースをかける。パイナップルソースではなくて

⇨ ボーデン大隊長「シカゴ・ファイア」

 

 

伊藤勝「二百年もつ家が欲しい・私の家づくり奮闘記」彰国社 より

所有することの意味

常に自分の信念や生活信条に立ち返って考えなければ、家づくりに失敗するというのが私の哲学です。家を建てるにあたって1年以上悩み続けたのも、所有することの意義、所有する事の善悪----これが最初から最後まで貫かれたテーマであり、結局最後に、やはり家など持つべきではなかったと答えざるを得なくなってしまったのです。私は家をもって多くの人に誤解されたように思います。そして進路も、少し誤ってしまったように思います

 

必要以上のものを所有するかしないか、その一線を越えてしまうことに対しては本当に注意を払ってきたつもりです。必要ないものの所有が始まったときにいろいろな悪は始まるからです

 

今の若い人たちは生まれてきたときに、すでに便利なものに囲まれて、それらの存在に疑問を持つことは少なく、知らないうちに商業戦略に振り回されてしまうことになります。確かに便利なものがあふれています。しかし便利なものと自分に必要なものを、頭の中で整理しておかなければ自分というものがなくなってしまいます。毎週日曜日は朝七時からジョギングしているとか、毎朝六時から1時間読書しているとか、そうした習慣が自分であり、他人と区別されるところではないでしょうか。家を建てるとき、そうした部分が生かされるべきではないでしょうか。

 

二百年もつ家が欲しい

建築の世界というのは嘘で固めたようなもので、現在では何も建築の世界に限ったことではありませんが、そのひどさに驚き、次から次へと建築の専門書を読み、友人の大工さんや、本で知った有名な大工さんと会話し、知識が豊富になればなるほど、家を建てることがいやになってしまいました。

 

新建材をつくって儲ける会社、それを流通させるだけで儲ける会社。新建材を使用すれば、技術など必要としない大工。新建材に依存して、木の知識などなくても設計できる設計家。住宅メーカーの営業マン、そして広告費。私の家づくりで、いったい何人の人を養なわなければならないのだろう。商売の競争ほど醜いものはないし、消費につかまってしまう人間ほど寂しいものはない。そのとき、二百年もつ家をつくろうというスローガンが私の心の中に起こってきました。

 

記事分類
内村鑑三の言葉
日本に欠乏しているものは何か。それは富ではない。知識ではない。才知ある計略でもない。愛国心でもない。道徳でもないだろう。欠けているのは「生きた確信」である。真理そのものを愛する「情熱」である。この確信、この情熱からくる無限の歓喜と満足である。
消費されないゲーム
リンク
武者小路実篤の言葉
何のためにあなたたちは、生きているのですか。国のためですか、家のためですか。親のためですか、夫のためですか、子のためですか。自己のためですか、愛するもののためですか。愛するものを、持っておいでですか。
BlogPeople
投票ボタン ☟
*
ブログ村投票
プロフィール

佐藤蓼丸

Author:佐藤蓼丸
オリジナルのブログを目指して鋭意更新中