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巡礼者の始祖

 

木村光男「この一冊で世界の歴史がわかる!」三笠書房 より

巡礼者の始祖

1620年9月、プリマス港を出たメイフラワー号(180トン)は、65日間の航海で現在のマサチューセッツ州コッド岬に到着。老若男女102名、いずれもカルヴァン派国教に対して不服従で、移動を繰り返したため「巡礼者の始祖(ピルグリム・ファーザーズ)」と呼ばれる。

 

彼らは上陸に際して、「メイフラワー契約」に署名し、新しい社会の建設にあたって人々の同意による政府を目指すことを誓った。当時、スペインやフランスの移民には貧しい者も多かったが、イギリス移民の場合、知的にも経済的にも中産階級が主力であったので、伝統や習慣にとらわれないもう一つの自由なイギリスが、大西洋の彼方に生まれたともいえる

 

ロバート・N・ベラー「心の習慣・アメリカ個人主義のゆくえ」みすず書房 より

アメリカ史における宗教

植民者にとってアメリカは、初めから宗教的な意味を持っていた。宗教改革、新大陸発見、植民化という展開が、植民者にとって大変意味の深いもののように感じられた。彼らにとって植民とは、キリスト教的生活の実験の場であり、天から与えられた使命だったのだ

 

初期の植民者の多くは、イギリスの迫害を逃れてやってきた者たちだった。彼らは英国の公認宗教を嫌ってはいたが、求めていたのは宗教の自由ではなく、彼ら自身の公認宗教を持つことだった。彼らが求めていたのは、宗教的多様性ではなく、宗教的統一だったのである。

 

いつの時代にも、アメリカが「約束の地」であったのは、ここに来れば自由に宗教を実践できると信じられていたからだ。しかし、西洋において宗教が公的秩序の一部をなしてきた歴史は長く、新大陸の植民者も簡単に公認宗教の理念を手放すことができなかったのである

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内村鑑三の言葉
日本に欠乏しているものは何か。それは富ではない。知識ではない。才知ある計略でもない。愛国心でもない。道徳でもないだろう。欠けているのは「生きた確信」である。真理そのものを愛する「情熱」である。この確信、この情熱からくる無限の歓喜と満足である。
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武者小路実篤の言葉
何のためにあなたたちは、生きているのですか。国のためですか、家のためですか。親のためですか、夫のためですか、子のためですか。自己のためですか、愛するもののためですか。愛するものを、持っておいでですか。
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佐藤蓼丸

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