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無策の金融政策

2018年6月時事解説・時局分析|藤原直哉理事長|第33回NSP時局ならびに日本再生戦略講演会 より

12-24-12-122


日銀の’12年の3月は総資産が140兆円、国債は87兆円、社債株式が6兆円、当座預金(日銀から金融緩和で来た金を、また日銀に預け直した額)34兆。これがアベノミクスが始まった時の数字。今どうなっているかというと、総資産が533兆円、国債は452兆円、社債株式が26兆円、当座預金393兆。


先ず、国債が87兆から452兆に膨らんだんですよ、どういうことですか?― これ*財政ファイナンス以外の何物でもないんじゃない?要するに国債刷らせて、ばらまいたってことでしょ?国債の金額が5.2倍になって、社債株式が4.3倍になったということは、あからさまに株買ってやって、社債買ってやったってことよ。


それから当座預金勘定が11.6倍。日銀は国債を452兆円も買ってますよね、株も買っていて、総資産で言うと533兆円が市中に出てますよね、これは533兆市中に出した内、393兆が日銀に戻ってきてるって話。74%が戻ってきてるっていうことは、いったい何をしていたんですか?ってことなんですよ。何も金融緩和になってない


結局いくら出たのかというと、533兆円ー393兆円=140兆円で’12年3月の総資産と同じ何もやってないのと同じで、唯一効果があったのは、株を買ってやった、社債を買ってやったってことだけですよ。これが要するに日銀の政策なんですよ


市中に金が回るということは、「民間の銀行が貸し出しをするための原資を出す」ということなんですよ。株を買った、社債を買ったっていうことは日銀の*手張りよ。手張りが膨らんだだけの話なんですよ。それ以外出した金は、何処にも回っていない。インチキなんですよ。’12年3月時点では、総資産140兆円で当座預金34兆円で、ちゃんと回ってるんだよ


それ以降は、貸し切れない金をどんどん出して、その金の4分の3は戻ってきてる。銀行の連中は何やってたんだよ?393兆も金積んどいて・・・・あなたたちが、ちゃんと融資しないからでしょ?変な不動産融資とか、変な投資信託とか・・・挙句の果てに変なクレジットローン貸し出しちゃって、今焦げ付きが増えちゃって・・・産業を育てる未来を育てる日本を作り変える資金なんか、出してないでしょ?


日銀以上に民間金融機関の責任は、極めて重い。何もしないまま393兆円、寝かしちゃって・・・・何の見識もない連中だから・・・・ブロック・チェーンとAIの登場で、銀行のビジネスモデル崩壊したでしょ?終わりですよ、あんな連中に金渡したって、どうにもなりませんよ。


日銀は金融緩和で協力する、政権はアベノミクスで協力する。ところが、アベノミクスは経済を活性化する方法がないわけ、だから水膨れだけはしたわけ、日銀が手張りをしたから、株上がっただけで、別に政策で上がったわけじゃないわけ、外人も売る日本人も売る中で、日銀が買い支えていただけ。怪しげな社債を買ったのだって手張りでしょ?


*財政ファイナンスー中央銀行が政府の発行する国債などを直接引き受けること。中央銀行が通貨を発行して、国の財政赤字を直接穴埋め・補填する措置であり、中央銀行が国家財政に資金を供給(ファイナンス)するという意味の名称である。歴史的には第一次世界大戦後のドイツや1980年代のブラジル、アルゼンチンなどで行われ、政府の財政規律を失わせると同時に、中央銀行の通貨発行に歯止めがかからなくなり、悪性インフレを引き起こす結果となった。国の通貨や経済政策への信認を大きく損なうことにつながるため、主要先進国は法制度として財政ファイナンスを禁じている。/日本大百科全書(ニッポニカ)


*手張りー2.証券会社の役員や従業員が自分自身の思惑で相場を張ること。3.勝負後に金を支払う条件で、ばくちを張ること。/デジタル大辞泉

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内村鑑三の言葉
日本に欠乏しているものは何か。それは富ではない。知識ではない。才知ある計略でもない。愛国心でもない。道徳でもないだろう。欠けているのは「生きた確信」である。真理そのものを愛する「情熱」である。この確信、この情熱からくる無限の歓喜と満足である。
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武者小路実篤の言葉
何のためにあなたたちは、生きているのですか。国のためですか、家のためですか。親のためですか、夫のためですか、子のためですか。自己のためですか、愛するもののためですか。愛するものを、持っておいでですか。
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佐藤蓼丸

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