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「おとぎ話」を重視する世界

デモクラシー・ナウ!2019/9/24(火)「よくもそんなことを!」 生態系が崩壊する中で経済の「おとぎ話」を重視する世界をグレタ・トゥーンベリが非難 より

世界中の多くの首脳が9月23日、国連気候行動サミットのためにニューヨークに集まりました。しかし、世界で最も多く二酸化炭素ガスを排出する国々は気候危機に取り組む新たな対策をほとんど発表しませんでした。トランプ大統領とマイク・ペンス副大統領はこのサミットに一時的に出席しましたが、わずか14分で会場を去りました。


16歳のスウェーデンの気候活動家グレタ・トゥーンベリはサミット開始時、各国首脳に対し、気候危機に対して彼らが何もしないことを明確に指摘する熱のこもった演説を行いました。「人々は苦しんでいます。人々は死んでいます。生態系全体が崩壊しています」と、グレタは述べました。「私たちの種としての絶滅が始まろうとしているのに、あなたたちが話すことといえばお金のことと終わることのない経済成長というおとぎ話だけ。よくもそんなことができますね!」



ジェレミー・リフキン「エントロピーの法則」祥伝社 より

以前から言われていることだが、もし地球上にもう一つのアメリカという国が存在していたら、この世界は到底持ちこたえられないだろう。アメリカ人と同じように世界全体が生産と消費に努めるとしたら、その姿を想像するだけで怖気が立つ


中産階級のアメリカ人一人のライフスタイルは、奴隷二百人が生産する仕事量に匹敵するという。バックミンスター・フラー(建築家)はアメリカ人を評して、再生不可能な資源を食いつぶし「エネルギーの奴隷」二百人を所有する人種と呼んでいる


ここで見方を変えて、生命を維持するのに必要なカロリー数に目を向けてみよう。平均的な人間が一日に必要なのは二千カロリーである。ところが、自動車、電気、食品などにおいて、我々一人一人が一日に消費するエネルギー・カロリーは約20万カロリー、つまり、我々が絶対的に必要とするカロリー数の100倍以上である。アメリカの人口は3億2700万人(2018年)だが、エネルギー消費という点からみると、なんと327憶人分に相当する


古典経済学理論では、将来の人類が必要とするエネルギー量を満たす方法は見つからない。市場は将来の世代については考えていない。


経済的・社会的活動においても、物質的進歩という幻想の例が繰り返し見られる。というのも熱力学の第二法則をどこかに捨て去っているからだ。たとえば、農業、輸送、都市化、軍備、教育、そして健康といった問題を採りあげてみても、この間の事情は明白だ。


この六つの分野すべてにおいて、我々は大きな進歩を遂げたと思い込み、また、時につまずいたり退歩することはあるにしろ、進歩とは「永遠のもの」であると信じて疑わない。ところが、綿密に検討してみると、それが単なるたわごとであると、すぐにわかる。


■【熱力学の法則】熱力学の基礎をなす三法則。(1)第一法則。物体に外部から加わった仕事と熱量との和は、内部エネルギーの増加に等しいという法則。熱と仕事は等価で、熱を含めてエネルギーは保存される。(2)第二法則。熱は高温から低温に移動し、その逆は起こらないという法則。あるいは、孤立系のエントロピーは不可逆変化によって増大するという法則(エントロピー増大の法則)。(3)第三法則。絶対零度ではどんな物質のエントロピーも零になるという法則。(デジタル大辞泉)

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地球ネコ
内村鑑三の言葉
日本に欠乏しているものは何か。それは富ではない。知識ではない。才知ある計略でもない。愛国心でもない。道徳でもないだろう。欠けているのは「生きた確信」である。真理そのものを愛する「情熱」である。この確信、この情熱からくる無限の歓喜と満足である。
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武者小路実篤の言葉
何のためにあなたたちは、生きているのですか。国のためですか、家のためですか。親のためですか、夫のためですか、子のためですか。自己のためですか、愛するもののためですか。愛するものを、持っておいでですか。
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