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出生率が下がる理由

www.ne.jp/asahi/ts/hp/file6_limits/text/026_two_ethics2.html

Toshikazu Sakurai「千年のうち  In Millennium」余命一年から千年を考える より


■都市で人口の再生産はできない
Reproduction of the population in the city

近代以前も、近代以降も、都市は人口を吸収することはできるが、吸収した人口を、再現することができていない。これは、都市の余裕のなさと、表面的なリスクの少なさによるものかもしれない。


農村部の余剰作物による余剰人員を吸収するが、吸収した後で子供二人以下の生活を送らせることしかできないのが都市ということである。(なんとなくみんなわかっているはずである。地方から出てきて都会暮らしをする次男三男に、農家の実家から「コメ」が届く。あるいは特産品が送られてくる。というのは、ごく当たり前の出来事である。実家から出ていかざるをえなかった同族へのおわびと、連帯は切れてない、必要ができたらもどってきてくれ。そちらでは、生産手段の保有にともなう余裕がないのはわかっているから、生活のタシにしてくれ。ごめんな。必要なかったら戻らないで、消えてくれ。というメッセージなのだ)


教育の奨励は都市生活をしなさいというメッセージでもある。教育は、都市生活を有利にする。余剰人員が都市生活可能になり、結果として出生率を下げる。というのは、最悪の選択ではない。少なくとも平和だからだ。


エネルギーがほどほどに豊かであれば、余剰作物の出た地域を次々切り替えて、都市に供給すればいいのだから、問題はないようにとりつくえる。戦後の日本のように。


しかしエネルギーが本当に余剰生産物のみとなれば、都市は周辺を支配しつくして、やがては環境的に崩壊する。現在の都市が維持できるのは、化石燃料があるからにすぎない


もともと都市は、「領主の館」の拡大版であろう。領主のみが世代交代可能な一軒の家のまわりに種々の家来(貴族)、召使や職人が集合して、都市を形成していくわけである。城下町とはよくいったものである。領主の「所有」する土地が大きくなればなるほど、余剰作物を吸収して「都(みやこ)」が大きくなる


領主のまわりの有象無象の取り分も急速な増加が可能なので、全体でみればゼロサムどころか縮小再生産であっても、都市の魅力は成立して、つじつまはあうのである。


都市が人口の再生産ができない理由

・収入を得るためには就職しかない。そのため高度な教育が必要になる。・また高い収入を得るまでに時間を必要として晩婚化する。・子育ての支援のできる親族から切り離される

そして、根本的なことを書けば、
・都市は空間が狭く、エネルギーが自給できない・資源がない・人材の再生ができない・事業を展開するための空間がない・官僚機構を含めたサービス産業しかできないのです。


結局、都市は自立できない。のです。だから必要ではない。という時代がくるかもしれません。2013年7月13日


都市を擁護する意見は当然あります。
都市生活者は寿命が長くなり 安全で清潔でエコであるという。災害にも強いという。検討しましょう。
 

都市で自給自足はできません。 そして充分な子孫を残すことはできませんこれを指摘するだけで足りるではないでしょうか、補足として。


クオリティオブライフとして

ケージに閉じ込められ、決まった種類の穀物しか餌に与えられないブロイラーと、庭に放されて生きた虫や草を食べて生きる鶏と どちらが良いか?寿命は庭の方が短いかもしれないが、それが問題となるでしょうか?それに平均寿命は、大都市よりも地方の方が長いのではなかったでしょうか


都市のスラムは農村のスラムよりましだという意見については、都市で貧困者が生活できる理由として、供給される食料を生活のダンピング合戦で、結果的にシェアするから、最低限でも食えるだけの話である。2013年8月26日

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地球ネコ
内村鑑三の言葉
日本に欠乏しているものは何か。それは富ではない。知識ではない。才知ある計略でもない。愛国心でもない。道徳でもないだろう。欠けているのは「生きた確信」である。真理そのものを愛する「情熱」である。この確信、この情熱からくる無限の歓喜と満足である。
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武者小路実篤の言葉
何のためにあなたたちは、生きているのですか。国のためですか、家のためですか。親のためですか、夫のためですか、子のためですか。自己のためですか、愛するもののためですか。愛するものを、持っておいでですか。
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佐藤蓼丸

Author:佐藤蓼丸
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