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自己欺瞞の神話

A・W・シェフ「嗜癖する社会」誠信書房 より

コントロールの幻想は、白人男性システムの第二、第三、第五の神話と密接に結びついています。


第二の神話は、白人男性システムは本質的に優越している、というものでした。これを信じるなら、さらに拡大解釈して、他のあらゆることは劣っており、このシステムに従わねばならなくなります。この優れたシステムによってコントロールされなければなりません。


第三の神話は、白人男性システムはすべてを知り理解している、でした。システムが知らないもの、理解できないものはなにも存在し得ません。新しい、あるいは異なった情報は、神話を脅かし、システムを危機にさらすために容認されません。その種の情報は隠匿され操作され、つまりコントロールされなければならないのです。


第五の神話。システムによって神となることが可能である。この特殊な神の特徴は、あらゆるものをコントロールする能力です。彼は白人で、男性で、責務を負っています。


嗜癖システムの神、それは信条に導かれた神であり、旧約、新約聖書の中の神とは似ても似つかない支配者です。システムが神となることを許すならば、その神がすべてをコントロールすることになります。そしてそれが私たちの現実の姿なのです


我が国の政治リーダーたちを考えてみましょう。あらゆることを支配できると固く信じている大統領や内閣は、この地球上のすべての出来事をコントロールできると思っていますが、それに飽き足らず、宇宙にまでコントロールの手を伸ばせると思っているようです。


私たちのシステムが神を支配者と見なし、神になることが可能だと信じているために、私たちの生活は支配という幻想を模倣したものになっています


誰もが他人をコントロールしようとします。我が政府は規則とコントロールをその目的にしています。私たちの人間関係は、支配-被支配のパターンに陥っています。自分自身、家族、外界に対してコントロールを失うことを、人々はもっとも恐れています


子育てさえもコントロールを目指している現状では、子供の養育のうちどれが普遍的な事実なのか、嗜癖システムの中においてのみ真なのか、私は戸惑うことがあります。思春期の子供の反抗は、本当に正常な発達段階なのでしょうか。子供たちをコントロールすることをやめたとしても、アイデンティティーの確立のためには反抗が必要なのでしょうか。子育てのアプローチに非支配的な態度を取ったとしたら何が起こるのでしょうか。


神になろうとすることは嗜癖を導き、人間の身体に過度のストレスをもたらします。支配力の及ばない事柄をコントロールしようとすれば、身体は酷使され、緊張し、文字通り死に至るのです。コントロールの幻想を捨てた時、私たちはストレスから解放されると私は信じています。

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日本に欠乏しているものは何か。それは富ではない。知識ではない。才知ある計略でもない。愛国心でもない。道徳でもないだろう。欠けているのは「生きた確信」である。真理そのものを愛する「情熱」である。この確信、この情熱からくる無限の歓喜と満足である。
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何のためにあなたたちは、生きているのですか。国のためですか、家のためですか。親のためですか、夫のためですか、子のためですか。自己のためですか、愛するもののためですか。愛するものを、持っておいでですか。
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