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パイの拡大から分配へ

サスナビチャンネル「ハーマン・デイリーの定常経済を考える」より 話し手:枝廣淳子・環境ジャーナリスト、聞き手:足立直樹・株式会社レスポンスアビリティ代表取締役


足立:実際そのような漁業を行うことによって、決して経済活動をしていないわけではなくて、水揚げは常に一定量あって、なおかつ水産資源も守られ、資源量も維持できて、お金を稼ぐことができて、私たちも魚が食べられる、ということで、けっして定常経済というのは、経済活動ができずにみんなが貧乏になっちゃうという話ではないんですよね


枝廣:そうではないです。駿河湾もそうですが、それをやることで持続可能な漁業ができる、つまり将来世代もそこで魚を捕り続けることができる。なので、短期的に利益を上げて、あと知らないというのなら、定常経済必要ないのですが、地域なり国なり地球なりが、持続可能に未来永劫やっていこうとするのなら、地球が支えられる量には限りがあるので、その範囲内でやるしかないと思うんですよね


足立:この本( ハーマン・デイリー 【聞き手】枝廣淳子 「定常経済は可能だ! 」岩波ブックレット)のなかではですね、ハーマン・デイリー さんがどうしたら定常経済を実現できるかということで、10の処方箋を教えてくださっているんですけど、全部お話ししてしまうと、ネタバレになってしまうので、もう一つぐらいですね、枝廣さんが素敵だなと思うことがあれば、教えていただけますか。


枝廣:そうですね。やっぱりその、定常経済になったときに、一つ大事なのは、パイ自体が大きくならないということなんですね。これまで政治家は、経済がどんどん大きくなれば、貧しい人もだんだんに豊かになるからといって、分配のことをあまり考えないで、パイの拡大だけをやって来た。けれど、定常経済ではパイ自体は大きくならないので、分配の仕組みをきちんと考えなければいけない。そのための方法は、国とか地域によっていろいろあるんですが、拡大に頼らずに分配をやらなければいけないので、それが政治にとって大きなポイントになってくるということは、繰り返しデイリーさんが言っていることです。


足立:それはもしかしたら、今の政治家の方や行政の方にしてみればチャレンジになるのかもしれませんが、でもそうやって工夫することによって、必ず可能なんだと・・・あるいは、まあ、地球というのは「閉じた系」「閉じた星」なので、この中で私たちが、ちゃんと生活していこうとすると、もはやこれしか道はないのかなとも思います。


枝廣:そういうことですね。


足立:それでこの本( ハーマン・デイリー 【聞き手】枝廣淳子 「定常経済は可能だ! 」岩波ブックレット)には、そうしたエッセンスが60ページほどに、コンパクトにまとめられているので、是非皆さんにお読みいただきたいと思います。

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