FC2ブログ

対抗恐怖による過剰攻撃

ドン・リチャード・リソ「性格のタイプ」春秋社 /通常のタイプ6(忠実な人・内向的感情型)の分析 より

■自分の劣等生を補おうとする行動が過剰な厄介な奴

この段階では、タイプ6は*「対抗恐怖」の防衛機制を働かせ、不安を誘発させたと思えるものすべてを攻撃することによって、ますますつのる不安を支配しようとする


対抗恐怖は恐れを過補償する。彼らは自分を脅かすものすべてに対し、あまりにも強く攻撃を仕掛ける。彼らは自慢し、「タフガイ」だと威張り散らし、反抗的で好戦的になり、他人をどれだけ困らせ妨害しても、自分は邪険にできない相手であることを証明する。


過補償された攻撃は、真の強さの印ではなく、何らかの方法で人を失望させ、傷つけることによって、自分が人より優れていると感じようとする手段である。この段階でのタイプ6は強くなる のではなく、彼らは卑劣で、ときに暴力的なので、単に人々にとって生き方をむずかしくさせているにすぎない。彼らは、権威、こちこちの軍人、卑劣な暴君のカリカチュア(風刺画)であり、大言壮語とこけおどしでいっぱいで、危険だが弱い存在である。それゆえに、特に危険である。


今や彼らは、極めて党派心が強くて権力盲従的で、人々を「自分のため」の人と「自分に逆らう」人に厳密に分類する。健全なタイプ6にみた忠実さは、粗野で好戦的な党派性に堕落してしまっている。「善かれ悪しかれ、私の国(権威、指導者、信念)だ!」これが、彼らの態度である。


彼らの集団が問題にされることになれば、その権威とか信仰体系だけでなく、自分の生き方に対する攻撃と見なす。不安はまだ彼らの心の根底にある問題である一方で、この段階では他人への憎しみ不安の表現である。


権力者に盲従するタイプ6は、自分自身の集団の防衛の中で、強く傷つけられ、包囲された者の心理で部外者すべてに反抗する。彼らはそのすべての部外者を潜在的な敵として疑いの目で見る。彼らは自警団のように、ときにはきわめて狂暴に部外者と闘う。


統率者であるタイプ6は、この段階では、特に危険である。自分の属する集団の「伝統的価値」を守るためには、どんなことでもやってのける明らかな攻撃性と欣然さのために、まさしく指導者として求められてきたのであろう。不幸なことに、彼らは大抵、大衆の力を自分の背後に得られるように、人々の中に不安をかき立てる扇動家であることが判明する。ここでは、勇気ではなく、不安と憎悪が原動力である。


はっきりと定義できる敵が存在しなければ、敵を探して見つけ出し、自分の攻撃の焦点としての生贄とする。彼らの生贄は、偏狭なタイプ6が、自分の感情面の必要を満足させるために、どんな方法でその「身代わり」を扱っても正当化されると感じるように、最も卑しい動機が持ち出される


ヘイト

これほど偏見に満ち、権力に盲従するようになってしまったために、彼らは愛らしく人に慕われることができ、もしくはできたということを、前の彼を知らない人たちに説得するのは困難であろう。彼らは、今はあまりに卑劣で狭量なため、愛らしいとはとても言えたものではない。


さらに、その権力盲従的な好戦性の強さは、移り行く精神状態の上に築かれているため、永続的な状態ではない。しかし不幸なことに、彼らの攻撃は現実のものであるから、十分に長い間続き、タイプ6は人々に深刻な害悪、あるいは、一層ひどい危害を与える。


*対抗恐怖ー恐怖を感じる対象に自ら進んで直面することで、恐怖を乗り越えようとする心理のこと。

記事分類
転位
*
*
ランキングに参加しています
BlogPeople
FC2ブログランキング
INポイントランキング
ブログパーツ
リンク
内村鑑三の言葉
日本に欠乏しているものは何か。それは富ではない。知識ではない。才知ある計略でもない。愛国心でもない。道徳でもないだろう。欠けているのは「生きた確信」である。真理そのものを愛する「情熱」である。この確信、この情熱からくる無限の歓喜と満足である。
武者小路実篤の言葉
何のためにあなたたちは、生きているのですか。国のためですか、家のためですか。親のためですか、夫のためですか、子のためですか。自己のためですか、愛するもののためですか。愛するものを、持っておいでですか。
プロフィール

佐藤蓼丸

Author:佐藤蓼丸
私たちは体においてよりも、心において不健康である。⇨ ラ・ロシュフコー

安全で有効なmRNAワクチン?
安全で有効なDNAワクチン?
ファイザー遺伝子ワクチンの副反応
ワクチンの天秤のかけ方
医学部生等まで正体不明のワクチンに捧げるな