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タイプ3と自己愛性人格障害



ドン・リチャード・リソ「性格のタイプ」春秋社 より

不健全なタイプ3(地位探究者)は自己愛性人格障害に相当する。


MSDマニュアル・プロフェッショナル版 より

■自己愛性パーソナリティ障害
自己愛性パーソナリティ障害は誇大性賞賛への欲求,および共感の欠如の広汎なパターンを特徴とする。診断は臨床基準による。治療は精神力動的精神療法による。


⇨自己愛性パーソナリティ障害患者は自尊心の調節に困難を有するため,賞賛および特別な人物または機関との関係を必要とする;優越感を維持するために,他者を低く評価する傾向もある。


⇨一般人口の0.5%が自己愛性パーソナリティ障害を有していると推定されており,女性よりも男性に多い。

⇨併存症がよくみられる。患者は抑うつ障害(例,うつ病,気分変調症),神経性やせ症,物質使用障害(特にコカイン),または他のパーソナリティ障害(演技性,境界性,妄想性)を有していることも多い。


病因 :自己愛性パーソナリティ障害に寄与する生物学的因子に関する研究はほとんど行われていないが,有意な遺伝要素が存在すると考えられている。養育者が子供を適切に扱わなかった(例えば,過度に批判的であったり,過度に子供を賞賛,称揚,または甘やかしたりすることによる)可能性を仮定する理論もある。特別な才能や能力をもっており,自己像および自己感覚を他者の賞賛や尊敬と結びつけるのに慣れている患者もいる


症状と徴候:自己愛性パーソナリティ障害患者は自分の能力を過大評価し,自分の業績を誇張する。自分が優れている独特である,または特別であると考えている。患者の自分の価値および業績についての過大評価はしばしば他者の価値および業績の過小評価を含意する


患者は大きな業績という空想—圧倒的な知能または美しさについて賞賛されること,名声および影響力をもつこと,または素晴らしい恋愛を経験すること—にとらわれている。普通の人とではなく,自分と同様に特別で才能のある人とのみ関わるべきであると考えている。このような並はずれた人々との付き合いは患者の自尊心を裏付け,高めるために利用される


自己愛性パーソナリティ障害患者は賞賛を受ける必要があるため,患者の自尊心は他者からの肯定的評価に依存し,このため通常は非常に脆弱である。この障害の患者はしばしば他者が自分のことをどのように考えているかを注視しており,自分がどれだけうまくやっているかを評定している。


他者による批判ならびに恥辱感および敗北感を味わわせる失敗に敏感であり,これらを気にしている怒りまたは軽蔑をもって反応したり,悪意をもって反撃したりすることがある。または,自分のうぬぼれの感覚(誇大性)を守るために,引きこもったり,その状況を表向きは受け入れたりすることがある。失敗する可能性のある状況を避けることがある

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