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タイプ7と躁鬱性人格障害

ドン・リチャード・リソ「性格のタイプ」春秋社 より

不健全なタイプ7(外向的感覚型)は躁鬱性人格障害と演技性人格障害にそれぞれ部分的に相当する。


MSDマニュアル・プロフェッショナル版 より

■双極性障害

双極性障害は,躁病エピソードおよび抑うつエピソードにより特徴づけられ,これらは交互に生じることもあるが,多くの患者はどちらか一方が優勢である。正確な原因は不明であるが,遺伝,脳内神経伝達物質の変化,および心理社会的因子が関与する可能性がある。診断は病歴に基づく。治療は気分安定薬の投与で構成され,ときに精神療法を併用する。


双極性障害患者の一部では,特定の薬物が増悪の誘因となる可能性があり,そのような薬剤としては以下のものがある。交感神経刺激薬(例,コカイン,アンフェタミン類)/アルコール/特定の抗うつ薬(例,三環系,MAOI)


■躁病ー躁病エピソードは,高揚した,開放的な,または易怒的な気分が1週間以上持続するとともに,目標指向的な活動または気力が持続的に増加し,加えて以下の症状が3つ以上認められる場合と定義される。


自尊心の肥大または誇大性/睡眠欲求の減少/普段より多弁/観念奔逸または思考促迫/注意散漫/目標指向的な活動の増加/望ましくない結果を招く可能性が高い活動(例,買いあさりばかげた事業への投資)への熱中。


躁病の患者は,楽しく,しかしリスクの高い様々な活動(例,ギャンブル危険なスポーツ,見境のない性行為)を,疲れを知ることなく過度に,かつ衝動的に行うことがあり,それに伴う害の可能性は認識していない。症状が重度であるために,患者本来の役割(職業,学業,家事)を果たせなくなる。無分別な投資,買いあさり,その他を選択することにより,取り返しのつかない結果を招くことがある。


⇨ 躁病エピソードを呈している患者は快活で,派手または色彩豊かな服装をすることがあり,かつしばしば高圧的な態度をとり,発語は早口で,制止することが困難である

⇨ 音による連想(意味ではなく,言葉のもつ音が引き金となって新たな思考が生まれる)がみられることもある。気が散りやすく,主題または試みが絶えず次々と変わることがある。

⇨ しかしながら,自分は最高の精神状態にあると信じている傾向がある。


病識の欠如および活動量の増大のため,しばしば差し出がましい行動に出ることがあり,この2つは危険な組合せとなりうる。対人的な摩擦のため,自分は不公平に扱われている,または迫害されていると感じることがある


⇨ その結果として,患者は自身または他者にとって危険な存在となる場合がある。

⇨ 精神活動の加速は,患者には思考促迫として経験され,医師には観念奔逸として観察される。


■躁病性精神病

躁病性精神病(manic psychosis)は,統合失調症との鑑別が困難となりうる精神病症状を伴う,より極端な臨床像である。患者は極度の誇大性または被害妄想(例,キリストのように迫害を受けている,FBIに追われているなど)を呈することがあり,ときに幻覚を伴う。活動レベルが著しく高まり,患者は走り回りながら金切り声をあげる,ののしる,または歌を歌う場合がある。気分の変動が大きくなり,しばしば易怒性が増加する。本格的なせん妄(せん妄躁病[delirious mania])が生じて,一貫性のある思考および行動が完全に失われることがある。


■軽躁病

軽躁病エピソードは,躁病ほど極端ではない状態であり,抑うつ状態ではない平常時と明らかに異なる行動が4日以上持続する明確なエピソード,および躁病に関する上述の追加症状が3つ以上認められる明確なエピソードである。軽躁病期には,気分が明るくなり,睡眠欲求が減少し,精神運動活動が加速する


患者によっては,軽躁病期には気力の高まり,創造性,自信,および普段以上の社会的機能がみられるため,適応的となる


多くの患者は,その多幸感に満ちた楽しい状態を終わらせたくないと願う。機能がかなり良好な患者もおり,大半の患者では機能が著しく損なわれることはない。しかしながら,一部の患者では,軽躁病が注意散漫,易怒性,および気分変動として現れ,患者も他者もあまり魅力的には感じない


MSDマニュアル・家庭版 より

■うつ状態

双極性障害のうつ状態は、うつ病が単独で生じる場合と似ています強い悲しみを感じ、日常の活動に対する興味が失われます。思考や動作が緩慢になり、通常よりも睡眠時間が長くなることがあります。食欲が増加したり、低下したりすることがあり、体重が増加したり、減少したりすることがあります。絶望感や罪悪感に圧倒されることもあります。集中できなくなったり、決断ができなくなったりすることもあります。


双極性障害で生じるうつ状態では、単独で生じるうつ病よりも精神病症状(幻覚や妄想など)がよくみられます

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