タイプ7の原点
ドン・リチャード・リソ「性格のタイプ/タイプ7・万能選手」春秋社より
■主要な動機づけ:幸福になることを求め、喜びと楽しみを追求し、不安から逃れるために、何事につけてもより以上やり、より以上手に入れる。
■タイプ7の概観:さまざまな享楽を求める生活は、そこにどっぷりつかっていてさえも、なぜ満足できないのかを知ることは、さほどむずかしいことではない。その究極の敵である退屈は避けられない。楽しい、あるいは、面白い経験の集積だけに向けられた一生は、空虚な一生である。それは、精神的な一生ではなく、多くの楽しみの中に精神が消え去る一生である。
■フロイト派とエニアグラムによる分析:タイプ3、7、8は全面的に攻撃的である。すなわち、彼らのイドは自分の環境の様々な面に攻撃的に適応する。タイプ7(外向的感覚型)は、そこから自分自身のために、より大きな満足を引き出そうとする自分の環境に対して攻撃的(何かを得ようとする)である。

おそらくほとんどの場合、彼らの母親は、幼い彼らを失望させる気はなかったであろう。貧困、戦争、孤児になること、長患いといったような幼児期の喪失体験が、人生のよきものが自分に与えられるという期待を断ち切ったのであろう。
