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Storm of carbon/カーボンストーム

Toshikazu Sakurai「千年のうち」余命一年から千年を考える~より

産業革命は、資本主義の誕生のあとになされた。技術革新は資本主義によってもたらされたのであるが、化石燃料(カーボン)の大規模使用は、この技術革新によって始まったのである


化石燃料の無制限な供給は、人間のすべての活動に外部からエネルギーをもたらし、エネルギー収支と循環を一変させた。資本主義を変質させたのである。


エネルギーが閉鎖体系にあった中でのレッセフェール(なすに任せよ)による資本主義は、・・・


・・・開放系のエネルギーを前提とした経済になったのである。(前提が根本から変化した)


この場合、最大限の幸福(パレート最適)をもたらすはずだった資本主義は、環境の破壊、それによる気象をはじめとする全地球の変質、そして伝統的社会の変質(破壊)をひきおこした。


結局、それは大多数の人間をエネルギー弱者に転落させ、ほぼ全人類の奴隷化をもたらしたのではなかろうか?そして、・・・


無限ではない化石燃料は、やがて(必ず)枯渇する 無限ではない地球環境は、化石燃料の大規模使用により、変質する


この二つは、遅かれ早かれ約束された未来となった。私は、この200年の化石燃料の大規模使用時代を、カーボンストーム時代と仮に呼ぶことにしたい。問題はその後の「世界」である。


この時代はやがて、そして「すみやかに」、古代ローマ帝国のように、膨大な遺跡を残して、すぎさる。200年の栄華は、瞬間にすぎない。だが、その時代の中にいるものにとっては、この「炭素中毒」「炭素依存症」を自覚できないし、逃げ出すこともできないであろう。


追記

カーボンストームのほとんどの期間である、使用の「開始と拡大」時期は、カーボンバブル時代と形容できる。うつろな基盤による根無し草の繁栄だからである。


また、カーボン供給が急速に不足する局面に直面し、社会に予期しない崩壊がおきるような事態を、カーボン・クラッシュと呼ぼう。もっとも、あらゆる資源の急速な先細りがおきており、社会は多重に影響をうけつつあるが、エネルギーは収支が問題になるので、問題が顕在化したら事態の進行は早いであろう。


カーボン・クラッシュは近未来におこりうる。その影響は、最悪想定である核全面戦争の核の冬に匹敵するかもしれない。また、カーボンバブルは結局、環境を変化させてしまうために、生態系への破壊力は、VEI(火山爆発指数)=8(非常に巨大)の地殻変動による影響を上回っている可能性は否定できないだろう。 2016/11/01 T.Sakurai

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