貧困による少子化
Toshikazu Sakurai「千年のうち」余命一年から千年を考える~より
■貧困の二つの原因
1、環境の破壊による生産力の低下。
2、分配の不公平。支配のための過剰相続。
生まれたばかりの赤ん坊に、「あなたは自由です・幸せになってください」と言って、寒空に素裸で放置したらどうなるでしょう。考えるまでもありません。
そのセリフを次の世代である「赤ん坊」に言う前に、現役世代はやるべきことがあります。
これは、すべての人は、生まれる前から慈しまれ、健康な体と知識と訓練を身に着けさせてもらい、成人として、社会の責任をになえる段階になって、初めてかけられるべき言葉です。
でも、成人年齢になっても、不幸にも心身に障害をもってしまったらどうなるでしょう。自由はないのでしょうか? それはひどい。 そんなことはないでしょう?
また、次の世代を残せるだけの環境がなかったらどうでしょう。これ以上に、人間を一生を不自由におしつぶす鉄鎖はないと、考えます。
あらゆる意味における、貧困による少子化がのしかかる現代日本がそれにあたるではありませんか? 子供を持つことが、現代の日本の都会でどれほど難しいことか・・・。本当に大変なんです。
ですから、すべての「貧困の否定」を行ないます。食べるものなく、住むところなく、あらゆる欠乏により、次の世代を作れない人は、一人もあってはいけません。
■そのための、対策を考えてみます。
・依存しない (外部に支配されず、自立している)
・ 原資をもつ (人材、資本、資材、消耗品の蓄積がある)
・適切な経営がある(外部の環境の変化に対応できる。判断力がある)
・複数のバックアップがある(質量両面で複数の生活基盤がある)
といったところでしょうか?