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無縁者の原点(考える人)

ドン・リチャード・リソ著「性格のタイプ」春秋社


■タイプ5の幼児期の原点

幼児期の体験の結果から、これらの子供たちは、両親に対して愛憎半ばする感情をもつようになった。両親は気まぐれな育て方をしたかもしれない。あるいは、感情的にかき乱されていたり、アルコール中毒になっていたり、愛のない結婚生活に縛られていて、そのために、愛情と安心感の信頼できるよりどころではなかったのかもしれない。


その結果、こうした子供たちは、両親の双方に対してだけではなく、世界に対しても、愛憎半ばする感情をもつようになる。 両価性の一つの結果として、タイプ5は、常に環境に気を配って生きることを学ぶ。他人に支配されることを恐れるため、彼らは、出来事を予知し、それに応じて防衛手段をとることができるように、両親と環境全般を観察するように自分自身を訓練する


タイプ5は、自分自身の外にある世界に対する自分の思考以外のものとは一切一体感をもたないことによって、自分の両価性を解決しようとする。自分の思考内容は、【善なるもの】(すなわち、正しく、間違いなく、結び付いていられる)であるが、外部の現実は、【悪なるもの】(したがって、油断なく見張られなければならない)なので、即時にはねつけることのできるもの、と彼らは感じる


自分の両親、世界、そして他の人々は、愛すべき必要な存在であると思い続けているが、タイプ5は、なにか外界の力によって支配される危険に身を置くことがないように、あらゆるもの、あらゆる人を遠ざけておかなければいけない、とも感じる


したがって、彼らの思考方法そのもの――彼らの認識様式から、タイプ5は自分自身と世界との間に厳密な二元論を組み立てるーー彼らは、あらゆるものを本質的に二つの基本領域――内部世界と外部世界、主体と客体、既知のものと未知のもの、危険なものと安全なものなどに分割されているとして見る


主体としての自分自身と客体としてのそれ以外の世界との間の鋭い亀は、彼らの全生涯を通して途方もなく多くの問題を派生させる。


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