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進化論の確証バイアス

ダーウィンは、自分の姿を自然という鏡に映して見ている一人のブルジョアにすぎない。⇨ オットー・ランク(精神分析医)


ダーウィンも、他の科学者と同じように、当時の社会のイメージで自然を分析した。⇨ ジョン・C・グリーン(歴史学者)

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■ジェレミー・リフキン「エントロピーの法則Ⅱ」祥伝社 より


自然観とは、一般に信じられているものとは逆に、他の生物との関係や死の運命を認めたくないという、人間の強烈な願望を反映したものである。

 

私たちは物心がつく前から、ダーウィンの教えの中で育ってきた。この世の中はすべて競争であり、戦いを勝ち取りながら生きてゆくのだと教え込まれてきた。「食うか食われるか」の世界にいる以上、他人より優れていなければ生き残れないのだと、言われ続けてきた。「弱肉強食」「適者生存」という目標を立て、それに向かって突き進むことは善であり、自分の利益の追求が、社会にとってもプラスをもたらすのだと言い聞かされてきた

 

そしてチャンスは誰にでも訪れるのだが、それを利用できる「適者」だけが成功するのだと教えられてきた。そうした「常識」はすべて進化論から「派生」したものであり、以後これらは人間社会の真実とされてきたのである。

 

なぜここまで来てしまったのだろうか。この問題を理解するためには、歴史をさかのぼり、ダーウィンが進化論を思いつくに至るプロセス、さらに、ダーウィンに閃いたとされるインスピレーションが、その時代の思想家にもみられたこと、また、ダーウィンの発見したことは自然の原理ではなく、実は産業革命を迎えたイギリス工業化社会の理念と同じであったということを検証する必要がある。

 

ダーウィンはこれを自然界に重ね合わせて、拡大解釈して見せたにすぎず、それゆえ、産業革命とその時代の終焉は、ダーウィニズムの終焉にもつながるのである。それとともに、今や私たちの生き方も自然観も、完全に変化しようとしている

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貧富の格差の拡大する社会は、病んでいる。少数の富裕者が蓄財に励み、貧困者はほとんど消費できない。「自由貿易」による国際間競争のため、企業はコスト、特に人件費を削減する。賃金の低下により消費が鈍化し、「消費の歯車」が停止して、資本主義は滅びる。⇨ ラビ・バトラ(経済学者)

 

企業の存在理由は主に、投資家への利益還元です。それは、四半期ベースという短期的な視野で、少数の金持ちをさらに肥やすということだ。だが、そうである理由はない。⇨ ジョン・パーキンス(もと経済ヒットマン)

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内村鑑三の言葉
日本に欠乏しているものは何か。それは富ではない。知識ではない。才知ある計略でもない。愛国心でもない。道徳でもないだろう。欠けているのは「生きた確信」である。真理そのものを愛する「情熱」である。この確信、この情熱からくる無限の歓喜と満足である。
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武者小路実篤の言葉
何のためにあなたたちは、生きているのですか。国のためですか、家のためですか。親のためですか、夫のためですか、子のためですか。自己のためですか、愛するもののためですか。愛するものを、持っておいでですか。
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