葛藤を避けるという囚われ:タイプ9(内向的感覚型)

葛藤を避けようとするあまり、優柔不断になる

主義主張を通すより、調和を保つことを重視するタイプ9は、人の話をよく聞き理解する能力がある。意見を押しつけたり、影響力を行使するよりも、意見を受けいれて、相手を尊重する優しさがある。対立する意見があれば、公平な判断力で忍耐強く調停しようとする。

 

このようなタイプ9の<囚われ>は葛藤を避けることである。

 

彼らは子ども時代に、疎外感を味わうような体験を持つことが多く、自分の関心事など、誰にも考慮されないと思い込んでいる。そのため自分の願望を意識から追いやり、自分を無感覚にし自分を忘れることを覚えた。彼らは自分の欲求など取るに足りないと考える。

 

このような習性によってタイプ9は、重要なことと、そうでないことの区別が出来なくなり、急いでするべきことがあっても、わざわざ脇道にそれて、どうでもいいことを優先させたりする。そして時間に余裕があるほど何もできなくなる。

 

沈黙による攻撃

自分を忘れることのできるタイプ9は、他人に合わせることに抵抗がない。計画のスタート段階に自分の意見を挟むのが苦手で、成り行き任せになりやすい。また途中まで来たとき、自分は不本意だと気づいてもノーとは言えない。

 

相手の視点に同化しやすいため、どんな意見にも同調する反面、なかなか自分の態度は決まらない。どうしても決めなければならない場合は相手に合わせるか、完全に拒否するという二者択一の決断を行う。拒絶した場合は、どんなリアクションもせず問題が消えるのを待つという受け身の戦法をとる。

 

この裏には決断した結果により軽視されたり、批判されたりすることを恐れるあまり、意見を持たないことで安全を確保しようとする心の動きがある。二者の板挟みになった場合タイプ9は、どちらの見方も理解できるので立場が決められず、何を言っても理解されないと思っているので口を挟むこともない


➩(鈴木秀子著「9つの性格」PHP、より)

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